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ニートと親

ニートの親はどう考えているの?

自分の子どもがいい歳になっても仕事もせずに1日中プラプラとしていたら、親としては心配でしょうがないと思います。2005年版の青少年白書でニートの親にアンケートをとったところ「多少、希望している仕事とは違う仕事であっても働いて欲しい」と思っている親は52.6%、「希望の仕事であれば働いて欲しい」と思っている親は23.9%、「本人の選択に任せる」と思っている親は20.9%、「働いても働かなくてもどちらでも良い」と思っている親は0.3%となっています。


「とにかく働いて欲しい」と願っている親は、半数いるわけです。ただ、私がひっかかるのは、「希望の仕事であれば働いて欲しい」というのは、希望の仕事でなければ働かなくても良いとなるのでしょうか。そうなると、働かなくても良いと考えている親が多い気がしてしまいませんか?


ただ、このアンケートには続きがあるようで、90%以上の親が、最終的には仕事について働いて欲しいと願っているようです。当然の結果といえば、当然の結果でしょう。

ニートとひきこもりについて

ニートは仕事もせずにふらふらとしている人のことで、就労しようと行動を起こさず、資格を取ろうと学校にも通わない人のことを言います。ただニートは社会に出るのが怖いといったわけではなく、外出したりします。ここが「ひきこもり」と違うところです。


ニートの中には「自分に合う仕事がしたい」と強く希望する人もいます。そのため、その仕事に就くには今の自分のままではダメだと深く考え込んでしまいます。ここで、学校に通うという選択肢を選んで行動を起こせばよいのですが、中には自分の殻に閉じこもってしまい、ひきこもりになる場合もあるようです。


ですから、社交性に乏しいこだわり派のニートは、将来ひきこもりになる可能性を秘めています。
ただ、ニートといっても社交性があり、友人たちと遊びに出かけるタイプのニートはまず、ひきこもりになるといった心配はないでしょう。こだわり派のニートは、社交性に乏しいのでバイトもなかなかできないのではないでしょうか。

ニートと親の命

ニートは、働いていません。ですから、良い歳になっていても親のスネをかじっています。自分の衣服、住む家、食べ物、すべて親に依存しています。しかし、親も歳を重ねていき、寿命を迎えるのです。子どもが歳を取れば、その分親も歳を取る、当たり前のことです。


親が死んでしまったら、ニートの子どもは生きてはいけません。ニートの人の中には「親より先に死にたい」と考えてしまう人もいるようです。親はいつかは死んでしまうのです。そして、死ぬ時期は順番で行くなら、親が子より先に死ぬのです。


このことが、ニートの子どもにとって、とても怖いことのようです。ですが、人間は生まれて老いて病んで死ぬということを受け入れましょう。悲しいことでもなんでもありません。自然の流れです。


ですから、ニートの子どもは親が亡くなっても生きていく術を身に付けなければなりません。それは、働くこと、経済的に自立することです。経済的に自立すれば、精神的自立は後からついてきます。

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