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ニートに必要なこと

ニートに必要な自信

ニートは、依存していないと生きて行けません。働いていないのですから、収入があるわけではないので、生活費を親に依存しています。この依存は、親だけならまだしも、自分の問題を社会に依存してしまっている傾向にあります。


「好きな仕事以外はしない」という問題意識を変えようとせずに、「自分が仕事に就けないのは世の中がこんな風だからだ」となってしまいます。職安に行けばよいのに「行ったって、どうせろくな仕事がない」となってしまいます。ニートは自分に対して自信のない人が多いように思います。


「自信があればとっくに就職しているよ」という言い分もあるでしょう。ですが、自信があって働いている人なんてごくわずかです。仕事に就いてからも、常に勉強です。日々培ってきたことが自信につながっていくのです。ニートの人は、まずは失敗を恐れないこと。失敗は、誰だってするものです。ニートの人が職に付きそこで失敗したとしても、どうにかなってしまうものです。


案外世の中、失敗を引きずっているのは自分だけなのかもしれないということを、まずニートの人は知るべきです。

ニートの言葉は繰り返す

ニートに働くよう説得を続けても、難しいでしょう。自分の殻に閉じこもってしまっている場合が大多数ですから、その殻をまずは打ち破らないと何も始まりません。「働け」では殻は破れないのです。「働けないこと」がニートの最大の悩みなのです。


ですから、まずはその悩みを聞いてあげましょう。このときの注意点。言葉を繰り返すのです。「いい職が無いんだよね」とニートの人が言ったら「そんなはずはないんだけどな」と返してはいけません。「いい職が無いんだよね」とニートの人が言ったら「いい職が無いのか」と返しましょう。


「自分には夢というものが無いんだよね」といってきたら「そうか、夢というものが無いのか」と返すのです。言い返したくなる気持ちもあるでしょう。ですが、ここは堪えてください。そして、ひたすら繰り返すのです。


この話し合いをしているうちにニートの人は「自分の気持ちを理解してくれている」と安心してくれます。
この状態になって初めて、アドバイスらしいアドバイスができるようになるでしょう。

社内にもニートがいる

ニートは、職に就かず、また職探しもせず、職業訓練あるいは教育も受けていない人たちのことです。
ところが「社内ニート」という言葉を近頃耳にします。社内なのですから、職には就いているはずなのです。けれども、ニート。


社内ニートは、会社に入社したけれども、そのあと何かの状況で労働意欲や昇進したいという気持ちを失ってしまった人たちのことを言うようです。たとえば、血縁やコネといったもので入社した場合、その会社での労働目的が最初から明確ではありませんから、なんとなく会社にいるという社内ニートになってしまうようです。


また、会社の実態が入社前に思い描いていた会社と違い、そのギャップに苦しんで労働意欲をなくしてしまうといったこともあるようです。こうした場合、転職ということを考えるものなのですが、社内ニートは転職はしません。


「どうせどこの会社に行ったって同じだろ」という感覚なのでしょうか。ただ会社に行って自分の机に座り、給料日になれば規定の給料を受け取ります。会社はちゃんとした理由も無く解雇をすることはできませんから、社内ニートは給料を貰うためだけに、ボーっと日々通っているのです。

ニートと努力

ニートは努力を嫌うように思います。それは「努力すること=かっこ悪いこと」と公式立てしているからではないでしょうか。汗をながして努力して、その努力が報われないことのかっこ悪さ。このかっこ悪い姿しか、頭に浮かんでこないのではないでしょうか。


けれど人間、かっこ悪いことをたくさんして人生勉強をしていくものなのです。かっこ悪くてもいいじゃないか、ぐらいに思わないと世の中渡っていけません。失敗ばかりを繰り返して周囲を困らせる、それも人間誰でも経験しています。失敗をしない人なんて、この世に存在しないのです。努力しなければ、手に入らないものばかりです。


この「努力すること=かっこ悪いこと」という考えをニートの人は改めなければなりません。昔は、ハングリー精神旺盛な人ばかりでした。何も無い世の中なのですから、自分で作り出さなければ生きていけない状況だったのです。今は豊かになり、ハングリー精神という言葉さえ死語になりつつあります。


「頑張る、努力する」よりも「クールでなんでも出来る」ほうが素敵と見られると思っているようです。ですが、なんでも出来るようになるためには、そのために努力していることを理解しましょう。

ニートと友達

ニートでも社交性のあるニートなら、友達もたくさんいるでしょう。ニートでも友人との付き合いが苦手で、一歩進めば「ひきこもり」になりそうな人も多くいます。この方たちは、友達にとても気を遣い、気を遣いすぎて毎日ヘトヘトになってしまいます。


どうしてそこまで友達に気を遣うのでしょうか。友達に幻想をいだいているからかもしれません。
我が家には、小学生の子どもが二人います。この子達が入学して間もないころの保護者会で、お母様方の中には「お友達が早くにできて、楽しい学校生活になることを希望しています」とおっしゃられていた方もいました。


また、家に帰ってくると「お友達、できた?」と聞くそうです。なぜ、そこまでお友達に拘るのか私には不思議でした。お友達ができれば、毎日が順風満帆に過ごせると思っているのでしょうか。お友達は水のごとく、状況が変われば、メンバーが変わっていくものです。


お友達が先なのではありません。まずは自分がどうするかを決定し、それに気の合う人がついてくるのです。ニートの人にもいえることですが、お友達は努力して作るものではありません。お友達は作ろうとして作るものではないのです。


自分が日々生活を送っていく中で、自然と仲良く出来た人がお友達なのです。だから、お友達は人間死ぬまでに、せいぜい2~3人できれば良いのではないでしょうか。ある程度、協調性というのは必要です。ですが、必要以上に親しくしようとせずに、軽く行きましょう。

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