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ニートについて

ニートって、正確にはどんな人のことをいうの?

「ニート」という言葉は、最近になって世間で使われるようになった言葉の一つです。ニートと聞くと「仕事もせずにふらふらとしている人」というイメージが最初に沸いてしまうのは、私だけでしょうか。


国はニート対策として、職業訓練施設などを充実させたりしています。そもそもニートって、どのような人のことをいうのでしょう。ニートという言葉が生まれた国はイギリス、時代はブレア政権のときのようです。そのときの定義としては「就職せず、教育機関にも通うわけでもなく、就労しようと具体的な行動を起こさない15~34歳の結婚していない人」となるようです。


「Not in Employment.Education or Training」を略した造語で、頭文字を取りNEETになります。これから考えると、やっぱりふらふらとしている人のことだと思ってしまいます。ただ、ここで注意しなければならないのは、職業を得るために行動している人はニートではないということです。職安に通ったり、求人情報誌を買って見たりしている人はニートではありません。


更に、学校に通って資格を取ろうとしていたり、アルバイトに専念している人もニートではありません。フリーターとニートの違いは、フリーターはアルバイトだとしても職についていること、ニートはアルバイトさえもしていない人のことになると思いますが、みなさんはいかがでしょうか。

ニートと税金

国は所得税などの税金で、政策などを執り行っています。国民の3大義務は、納税、教育、勤労です。
働かずにふらふらとしているニートが増加すると納税する人が減り、税収不足が国に起こってしまします。


税金でまかなわれている生活保護なども、できなくなってしまいます。ニートは国民の3大義務のうち納税と勤労が果たせてませんから、ニートが増加すると日本の未来は暗いものになってしまいます。
一方、近頃「ひきこもり」も増加しているようです。


ひきこもりとニートの違いは、ニートは働かないというだけで社会に出るのが怖いというわけではありません。ですから、ニートは友人たちと遊びに出かけたりします。ひきこもりは、社会に出るのが怖いということで友人が少なく、遊びに外出するといったこともしません。


これから考えると、ニートには社交性があるのです。おこずかいがなくなれば行動範囲が狭くなるでしょうし、今の時代、働き方にはいろいろなパターンがありますから、ニートと呼ばれる人たちは、1日いくらという単発的な働き方をしているのではないかと思ってしまうのは私だけでしょうか。

ニートと就職

どうもニートの人たちは、単に働きたくないからふらふらしているという訳ではないらしいようです。「やりたい仕事がみつからない」「自分に合った職業って、一体何だろう」「自分の好きなことを仕事にしたい」「自分の好きなこと以外の仕事をしたくない」という考えが頭をよぎっているようです。


これを聞く限りだと「仕事を選り好みしてるんじゃない!そんな状況じゃないだろ!!」と突っ込みを入れたくなってしまいますが、これが解っているくらいなら、とっくに働いていますよね。不景気のときは、リストラが盛んでした。


景気が良くなって求人も増えてくれば、ニートと呼ばれている人たちも減少するのではないかと考えるのは、少し違う気がします。ニートの人たちは、自分の好きなことを仕事にしたいので、自分の好きではない仕事には目もくれないと考えたほうが良いのではないでしょうか。


2005年版の青少年白書で、15~29歳の青少年にアンケートをとったところ「希望の仕事があれば働きたい」と考えている人が52.9%、「希望と違う仕事であっても働きたい」と考えている人は24.3%、「働いても働かなくてもどちらでも良い」と考えている人が3.6%「働きたくない」と考えている人が5.4%となっています。

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